8日の原油は、米国立ハリケーンセンター(NHC)がメキシコ湾岸に接近中の大型ハリケーン「デルタ」について、今後「カテゴリー3」に勢力を拡大すると報じたことから、メキシコ湾沖合の石油施設から従業員を避難させるなど既に生産に影響が及んで、供給混乱に対する警戒感から買い優勢の展開となり、また石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国で構成する「OPECプラス」は、新型コロナウイルス危機対応で今年5月から日量970万バレルの協調減産に取り組み、今夏からは段階的な減産緩和へと動いているが、これに対しサウジアラビアが来年初めの生産引き上げの中止を検討しているとの報道も原油の押し上げ要因となって、中心限月11月物の終値は前日日3.1%高の1バレル43.19ドルに上昇した。
日足テクニカルは買いを暗示し、一目均衡表の雲を上抜くかの攻防となっている。
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