ワクチン開発後退で米株価軟化

NY市場は、大手製薬ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が12日、参加者が原因不明の病気になったとして新型コロナワクチン治験を一時停止すると発表したほか、13日午後にはイーライリリーも安全上の懸念を理由に抗体薬の治験中断を明らかにし、これらの報を受けて新型コロナワクチンの早期開発期待が後退、また米国の新型コロナウイルス追加経済対策をを巡って共和党のマコネル上院院内総務がこの日、本会議で小規模な追加経済対策を採決すると表明し、休会開けの19日に中小企業支援策「給与保護プログラム」の残余資金を活用した5億ドルの支援策を巡る採択を目指す考えを示し、一方でこれに先立ち民主党のペロシ下院議長は、トランプ政権が先週提示した1兆8000億ドルの追加コロナ経済対策案を拒否したことを明らかにしたことから、両者の協議に進展が見られないことで投資家のセンチメントが悪化し、主要株価指数は軟調に推移した。

米ナスダック指数は、史上最高値を目前にして弱含んでことでWトップがイメージされるが、テクニカルはさらに上を暗示する形状となっている。

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